2010年4月28日水曜日

はじめから振り返って

 最近の玻南の成長は、目を見張るものがあります。・・・というか、今までが、兄弟の中でも、あんまりぱっとしたところがなかったというのが正しいのかもしてませんが、そこは「馬鹿親(^o^)」、どんな子も、心に「愛情」ってフィルターがかかると、世界一の賢い、かわいい美人に見えるから、盲目って怖いものです(笑)

 で、どんな成長か、というと、「トイレ」です。
 
 今の玻南のマイブームは「あっあ!!(トイレ)」です。
 つい最近、トイレに入っている私を不思議そうに眺める玻南を、トイレに座らせたら、なんといきなり、力んで、ちゃんとシーするんです!!!

 それを、馬鹿みたいに目じり下げまくって黄色い声でほめまくったら、それがどうも玻南ツボにはまったらしく、それ以来、「あっあ!!」といって、バリバリとオムツカバーをはずし、中身を確認してはいそいそとトイレに行きます。

 最初のうちはうれしかったのですが、一時間に何回も座られて、挙句、チョロンっとしか出ないのを、ほめろと要求されて・・・ちょっとうんざりしていますが、でも、自慢げな玻南姫の顔を見ると、ついうっかり黄色い声でほめてしまう私は、学習しない親っていうんでしょうね・・・(泣)


 すみません。で、本題の、「はじめから振り返って」に戻ります。


 そもそも、「なんでこのご時世に5人も生むのか?」という話ですが、それは、長女瑠都の誕生から始まります。
 長女は、私としては非常に難産で苦しい思いをしてこの世に迎えたのですが、
「おめでとうございます、女の赤ちゃんですよ」といわれ、
「女の子☆?」と、期待に満ちて見ると、「???あれ?? 女の子?だよね」

 それはそれはパパにそっくりで毛深く赤黒くなった顔でした。このときに
「今度は、私に似た女の子が欲しい」と思ったのです。

 理想としては、女の子が二人の後に男の子が二人、ぐらいだったのですが、その後もパパそっくりの男の子が生まれ続け、男3人となりました。このあたりから、「もう一人女の子」というハイリスクなチャレンジをするかどうか迷いましたが、次男が年長になることには、「男4人も楽しいだろう。女の子なら、なおヨシ!!」くらいの心で真剣に考えはじめました。

 つまり、「何でこのご時世に5人も生むのか」の答えは「女の子がもう一人欲しかったから」です。それに加えていうなら、子育てって、2人まではホントに辛いことばっかりだけど、3人目からは、何にも見えなくなるらしく、もしかすると脳内がエンドルフィンでいっぱいになるのか、「可愛い」「オモシロイ」ばっかりになります。4人目になると、寝顔を見るだけで切なくなって涙が出るほどにムネキュンになるほどに、愛しくなって、「子供って、こんなに切なくって、可愛くって、酸欠になりそうなぐらいため息が出るものだっけ?」と思うほど、幸せになって、5人目になると「ハニ~ちゃん」と人前で娘にセクハラしてしまうほど、何もかもが可愛くなってしまいます。
 じゃあ、6人目はありかって?  (笑)とりあえず、ノーコメントです。体力と財力に限りがなければ欲しいですが、腰痛もちの私には難しい?かも。けっして、真璃ちゃん(すでに女の子決定?)が来たいというなら、歓迎しますが、出迎えに行く体力はなさそうです。

 で、本筋。

 次男が卒園するころ、めでたく妊娠しました。性別はわかりませんでしたが、まりちゃんと名づけました。漢字は未定です。しかし、残念ながら、そのまま天国に行ってしまいました。もし、あの世で会って、男の子だったら、「いさや」に変えないとね。

 一時期激しく落ち込みましたが、またも「もう一人女の子」にチャレンジしました。
 めでたく、妊娠したときには、名前を「はなちゃん」と決めましたが、病院で妊娠がわかった時点で「心拍が確認できないので、難しい。入院の予約をして、出したほうがいい」といわれ、それでも、一週間待ってもらって、心拍をもう一度確認して欲しいとお願いしました。
 が、気の早い子だったようで、1週間を待たずして、天国へ帰ってしまいました。というか、もしかすると、入れ物だけで魂はなかったかもしれませんね。

 この時点では、「もう、この年では妊娠は無理なのかも」と、あきらめムードになっていました。もちろん、この年で妊娠・出産をされる方もたくさんいらっしゃいます。
 しかし、私の場合は「連作障害」で畑は痩せているでしょうし、「私には、もう無理かも」と思っていました。

 でも、「欲しい」と思いつめなかったのがよかったのか、また妊娠しました。
 このときは、名前をどうするか迷ったのですが、夢でおむつ交換をして、「ついていない」と思ったこともあって(性別は一番の関心ごとだったので、夢にまで出てきたんでしょうね(笑))、「女の子」と勝手に断定しました。

 で、悩んだのが名前。どうするか?
 「まり」「はな」はすでにつけてあるし。ほかに日本人の女の子向けな名前は聖書で見つけられなかったし。「さら」もあるけど、漢字は今ひとつだったし。
 で、相談して、天国の子達は、性別を確認した後に、男の子の名前にする可能性もあるし、今のところ平仮名で命名してあるので、漢字は天国に行ってから考えればいいから、漢字違いで同じ名前もいいだろう。と考えました(感覚でいうと、欧米の親子で同じ名前にシニアかジュニアをつけて区別する感じです)。

 で、悩みましたが、漢字辞典で字を調べていたパパが「玻」に気づきました。「瑠都」なら「玻南」だろう、ということで、5人目は「玻南」になりました。

 しかし、手前味噌ながら、これが実によく、娘たち自身をあらわしているんです。
「瑠都」の瑠は、もう皆さんご存知のとおり、仏典に出てくる七宝の一つ「瑠璃」から、貴重な宝物(私たち夫婦にとってね)を意味し、都は、人が集まるにぎやかな所、という意味があります。
 私たちの宝である長女の元に、次々に弟妹が集まり、それはそれは、にぎやかになりました。
 
 で、「玻南」ですが、これも玻は仏典に出てくる七宝の一つ「玻璃」から、「南」は、暖かく、周りを囲まれた所、という意味を持つことから、私たち家族みんなが待ち望んだこの家に生まれてきた宝物を意味します。妊娠中も、それはそれは、長女や息子たちが、とりわけ三男が楽しみに楽しみにおなかをなぜては話しかけていました。

 話は逸れますが、三男は、今でも一番玻南のことを可愛がり、物を取り上げられても、たたかれてもつねられても「あ~ん、玻南ちゃん、やめてよ~」というばかりで、手を出すことはありません。(もちろん、お兄ちゃんたちとはしょっちゅう戦っていますので、けっしてヨワシ君というわけではないと思います。)

 それどころか、折に触れては、「玻南ちゃん、かわいい~」をにっこり眺めています。
 そんな三男愛世(まなせ)の姿を見て、「オマエこそが、『可愛い』だろう」と夫婦で突っ込みを入れつつも、幸せかみ締める毎日です。

 これからも、こんな毎日が続いてくれたらいいのに。
 今年長女が高2になってしまいましたが、成績もいまひとつパッとせず、名古屋の大学進学は難しいだろうなあ~と思うにつれ、子供たちを手放すときが来るさびしい予感に、涙が出そうになる今日この頃です。

 話は戻り、そんなことで、姉が「瑠都」なら妹は「玻南」、二人とも、ぴったりな名前なんです。
と、またも馬鹿親満開で申し訳ありません。

 これがそもそもの始まりでした。

 お腹の中にいたときも、生まれたときにも、まさか、こんな騒動になるなんて、夢にも思っていませんでした。

人生、一寸先は闇って言うのは本当ですねえ(笑)

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